開山1300年記念 円城寺天井画修復展 2013.12.10(火)〜15(日)岡山県天神山文化プラザ   (写真は初日の様子と天井画全161枚)
 
   案内パンフレット
 

  

 開山1300年を迎えるにあたって

 古来、寺院は僧侶の修行の場であった。やがて仏教の大衆化と共に、それは民衆教化の拠点という意味を持つようになった。「荘厳」(寺院等の装飾を意味する)は、もちろん先ず第一に、仏に対する御供の意であるが、第二には、そこに参る人々がその美しさに心を打たれることによって、仏の威光を高めるという意味をもつ。以前の世において、日常を我々の時代よりはるかに地味な色彩の中に暮らしていた人々が、寺院の荘厳に仏の世界を感得していただろうことは、想像に難くない。

 当山、本堂外陣の天井画161枚が、160年の間にその色彩を失い、かろうじて描線が判読できるばかりのものになったのは、いつ頃のことだったろうか。諸般の事情からあきらめていた天井画の「修復」が、仏縁をいただいて、小川尊一先生の御厚情によって実現可能となったのは、今より5年ばかり前のことであった。

 その後の経緯により、原画を模写することによって、「復元」という形をとることになったのだが、そのことは先生をはじめとするスタッフの方々が、江戸期の天井画に現代的な意味を見い出し、そこに現代の「解釈」をこめて、再度本堂外陣を荘厳して下さったものだと言えよう。

「平成の復元」は当山にとってのみでなく、広く、ありかたく、意義深いものだと信じている。

 円城寺住職 天艸眞諦

 
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円城寺天井画修復展  ご案内はがき
とき:2013年12月10日〜15日  AM 9:00〜PM 5:00 最終日はPM 4:00まで
ところ:岡山県天神山文化プラザ  岡山市北区天神町8−54 TEL 086-226-5005
 
 
 【代表】円城寺住職天叫真諦
【制作メンバー】小川尊−/松田和子
/田中MAN/関野智子/山口千恵子/
池上わかな/松尾紘子/ダバラガン
【事務局】松田巧TEL.086・284・7100

円城寺は岡山県加賀郡吉備中央町にある天台宗の寺院
で、行基菩薩により715年に開創されました。本尊の千手観
音を祀る本堂には、極楽浄土を表現しているとされる天井画
が描かれています。2015年に開山1300年を迎えるにあたり、
傷みの激しい廊下側の天井画161枚の復元を行いました。

助成:公益財団法人 福武教育文化振興財団